シャッター商店街のシャッターが開かない意外な理由

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先日カマコン一行で訪れた高岡と氷見の地で気づいたこと第二弾です。

第一弾はこちら。

伝統を守るために革新を。業界が3分の1の売上になる中、売上増を続ける企業「能作」

地方都市に行くと、どこも同じような光景になってしまったのが、駅前にある商店街がシャッター商店街になってしまっていることではないでしょうか。

今回訪れた、高岡駅周辺、氷見駅周辺共にシャッターが開いていないお店が数多く見受けられました。

さて、シャッター商店街になってしまう理由として、よく聞く話をいくつかピックアップしてみると。

・大型ショッピングモールの出店
・商店主の高齢化
・人口減少
・ネット通販等の流通革命
・小売店では価格に対抗できない
・車を利用する人の増加

などなど。シャッター商店街になってしまう理由は今までも散々議論されてきていますが、今まであまり聞いたことがない、もしかすると意外と根本的な理由を発見しました。

氷見
今回訪れた氷見もシャッターの商店が目立ちました。

借りたくても。。。

高岡市で開催したカマコン式の定例会でプレゼンした方のエピソードに答えがありました。その方は、地元で子供が集まれる場所がなくなっているのを危惧して、仲間たちと一緒に駄菓子屋をみんなで作ろうと動いたそうです。

駄菓子屋は実際にオープンすることができて、「どこからこんなに子供が現れるのだ!?」と思うほど、お店も繁盛しているそうです。

そんな駄菓子屋をオープンするにあたって、一番苦労したのが、「お店を借りたくても借りられない」ことだったとのこと。

前述したように、高岡市もシャッター商店街化は進んでいるようでした。それなのにです。

なぜ空けていないお店を貸してくれないのか。

そこには明確な理由がありました。「2階に家主が住んでいるから」です。

今まで不覚にも想像したことがなかった事実でした。

dagashi
オープンした駄菓子屋「丸五商店」

人の移動が先決では

昔の商店街のお店では、1階が店舗で2階が住居という建物がとても多くあるようなのです。

すると、1階が空いていても、知らない人に貸すと、2階に住んでいる自分たちの生活がしにくくなるから貸したくない。という理由の方は結構多そうな気がしています。というか高岡では、そのような理由が多かったそうです。

仮に商店街を活性化したいのであれば、まずは商店街の店舗の2階に住んでいる方々に対し、周辺の住居へ移転してもらい、「貸しやすくする」ことが大事なのではないでしょうか。

もちろん、長年住んでいる場所からの移動や、住居費の問題等々あると思いますが、抜本的にきちんと空けないと、借りたくても借りられないジレンマが残り続ける気がします。

といった話を、昨日弊社の大山と話をしていたのですが、彼の放った一言がなかなか秀逸でした。

「商店街を商店街と思うから、シャッター商店街に見えて寂しいと思うだけで、その通りも住宅街と思ったら良いだけじゃないの」

ひどく暴力的に解釈すると、「今の時代に即して、商店街なんてやめちまえ。諦めちまえ」といったことですかね 笑

こういった解釈は個人的には面白くて好きです。が、地元の人はなんとかしたいでしょうね。心情的に。

シャッター商店街というのは包括的に問題が含まれていると思いますが、その中でも貸したくない問題は人口減少と同じくらい根っこな問題の気がするので、地域全体で取り組む問題なのだなと感じました。

僕らも何かお手伝いできることあれば、やってみたいですね。