ミライのイキカタを始める理由

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いま、人の仕事を奪う仕事をしています。

具体的には農業用の収穫ロボットの開発。

「人手が足りず困っている」「労働が過酷すぎて大変だ」といった理由で、農家さんから作って欲しいとお願いされたことがキッカケです。

ただ、もしかすると、その地域で現在パートとして収穫作業を手伝っている、おばちゃんの未来の仕事を奪うことに繋がるかもしれません。

「ロボットが収穫作業やってくれるから、もうあなたの仕事はありませんよ」

収穫ロボットが流通することで、そんな未来がくるかもしれません。まぁ、実際はパートが見つからなくて困っている農家さんの方が圧倒的に多いのですが(笑)

AI VS 人件費

他にも工場で使われる機械にAIを搭載する仲介役なんて仕事もやっています。メーカーの方から、「こういうことがやりたい」「ここのポジションに◯人携わっているから、画像認識で人が介在しないようにしたい」

そんな要望をいただき、実現に向けて動き出しています。

人件費の積み上げよりも、AIの開発費用が安ければ、そこに資本が投下されます。AIやロボットを活用しようとしている現場にいると、如実にそのことを実感できます。いろんな仕事がなくなって、働く場がなくなると言われていますが、

「まぁ、そうなるだろうな」

というのが、個人的な感想です。

果たして、人の仕事がなくなることが、良いことなのか。悪いことなのか。

 

仕事がなくなるのか

一律的に仕事がなくなるイメージがありますが、決してそんなことはないと思います。クリエイティブな仕事は残ると言われていますし、AIやロボットの発展で生まれる新たな産業や職種が生まれるでしょう。

ただ、なくなった方が良い仕事は早くなくなった方が良いと個人としては考えています。

例えば、ぼくが実現したい未来の一つが雑草を抜くロボットの開発。

野菜と野菜の間に生える雑草は未だに人が手で抜いている現状があります。雑草抜きを経験したことがある方は分かると思いますが、メチャクチャ過酷な仕事です。腰は痛くなるし、いくらやっても、また生えてくるし。

とある農家さんは、雑草を抜く仕事のことを「青春の浪費」と仰ったそうです。まさに、その通りだと思います。

そういった仕事は、いち早くなくなった方が良いと信じて疑いません。ある農家さんと話をしていたときに言われたことがあります。

 

「本当はクリエイティブな仕事だけをしたいんです。野菜が美味しくなるように、土壌を良くしたり、管理に専念するのが理想です。」

 

この言葉を聞いて、「雑草を抜く仕事は早く世の中からなくなったほうが良い」と確信し、ゼロからロボット開発計画を進めようと強く決意しました。

 

早くなくなった方が良い仕事は、早くなくなった方がきっと良いはずです。

 

働く人がいなくなるか

雑草を抜く仕事がなくなるからといって、農業自体がなくなることもないはずです。野菜工場で作られる野菜もドンドン増えるだろうけれども、前述したような農家さんは、野菜をつくって、消費者から美味しいと言われることを喜びとしているタイプです。

だから、きっと農家さんがベーシックインカムで毎月食べることに困ることがなくなる未来がきても、農業を続けるはずです。そして、そんな農家さんが作る手作りの野菜を食べたい人もいつづけるから、需給がマッチし、人の手が介する農業はあり続けると信じてます。

 

仮に雑草をロボットが取って、農薬をドローンが蒔いて、収穫をロボットがしてくれても、美味しい野菜を作るために農家さんの知恵が使われていたら、農業はなくならないはずです。

これは農業だけの話じゃなくて、漁業だって、「そこは人がやらなくても良いんじゃない」という部分はあります。

 

一次産業に関わらず、二次産業でも三次産業でも人がやらなくても良い仕事はやらなくて良いはずです。それが今後のテクノロジーの進化の先にある未来なのではないでしょうか。

ミライの生活

衣食住が満たされるのであれば、仕事がなくなることを嘆かずに、きっと個人個人が幸せと感じられる活動をしているのではないでしょうか。

 

子どもに何かを教えることかもしれないし、地域のためにボランティア活動をすることかもしれない。はたまた、一日中ゲームの世界に浸ったり、スポーツに興じることかもしれません。

 

今までの人類が経験したことのない、人がやらなければならいことが極小化された中でも、多くの人が満ち足りた生活を送れる時代が、いつかきっと来るはずです。

 

そのような時代では、どのような環境になっていて、なにを幸せと望むのか。誰も答えを持っていないからこそ、考えてみようじゃないか。

 

ということで、「ミライのイキカタ」というイベントを開催することになりました。

 

 

これから訪れるAIとロボットが発達したミライを恐れるのではなく楽しむために。

ぜひミライのイキカタに遊びにきてください。